家族の中で「考え方の違い」に挟まれてしまった保護者へ

不登校の子どもが当事者であって
一番辛い思いやキツイ思いをしていることは
間違いありません。
ただずっと暗い顔をして、沈んだ気持ちで
毎日を過ごしているかということ、それは
偏見なのかもしれません。
家の中で、少し落ち着いてくれば、好きな
動画やSNS、ゲームなどをして楽しむ時間も
増えてきます。
そのような姿を見て、ご家族は、
少し元気になってきたと喜ぶ半面、
元気になったのならば学校へ登校
するように促した方がよいのではないかと
葛藤が生まれるものです。
揺れるご家族の気持ちの中で、孤立していく
ことが多いのがお母さんです。
今回は、子どもの次に追い込まれていきがちな
お母さんの気持ちについてのお話です。

https://note.com/terrakoya/n/n70dcdd1cfdae

相談を重ねるほど、かえって混乱してしまったケース

不登校が始まると、
親として「何をどうすればいいのか分からない」
という焦りに近い感情が湧くことがあります。
できることを探したくて、相談先を増やすのも自然な流れです。
電話、メール、最近ではLINE相談もあり、
窓口も子ども相談、子育て相談、発育発達相談、
不登校相談、教育相談など細かく分かれています。
そこに友人知人、医療機関、カウンセリングが加わると、
片手では足りない数になることもあります。
今回は、
「相談を重ねるほど、かえって混乱してしまった」ケース
を扱います。
相談自体が悪いのではなく、
相談の“組み方”によって疲弊が増えることがある、
という話です。

 

 

 

 

https://note.com/terrakoya/n/n87ae4e5e40d3

 

学校の話題になると、家庭の空気が一気に重くなるとき

学校には、担任の他に他のクラスの先生、教科の先生、
教頭、校長、スクールカウンセラー、支援員、スクール
ソーシャルワーカーなど、それに友だちやクラスメイト
などたくさんの関係があります。
学校に行かなくなると学校生活で関係した人とはまた
たくさんの関係性が生まれることになるのです。
その一つひとつの関係性の中で、「なぜ学校に来ないのか」
という問いにさらされる当事者の子どもとご家族は、
キツイものがあるのです。
今回は、学校の関係性が家庭にもちこまれることについての
お話です。

不登校という言葉を言い換えて、
その言葉のもつ様々なイメージを払拭しよう
という考え方があります。
それは、ある側面では必要なことだと思います。
ただ、「不登校」という言葉は、文部科学省の定義上の
言葉であり、それはいわば学校サイド、大人側の便宜上の
言葉なのです。
学校に行けないのは、
自分の健康上の状態(頭痛、腹痛、ダルさなど)
あるいは心理的な抵抗があって行くことができない
または、
学校に行かないと自分の意思で決めている、
(まれですが)ご家族が止めている、
というのが子どもの素直な気持ちであって、
それらのその過程には、様々なことがあったと思います。
そのことを、「不登校」という言葉だけで表現される
ことに違和感をもつのは当たり前のことなのかもしれません。
学校に行けない・行かないとなった過程について
誰が理解しているでしょうか?

子どもの目線に立ってみましょう。
周りの担任、家族や兄弟姉妹、友だちは、
学校に再び行くことを求めます。
それが「当たり前」だという無言の圧力とともに。
その圧力を感じて学校にたまに行けば、
安堵の表情をする担任、気をまわしてくれる友だちに
余計に疲れるのです。

学校からの連絡が来る。
それだけで、胸がざわつくこともあるでしょう。

母親は、
「また何か言われるのでは」
と身構え、
父親は、
「学校の話になると家の雰囲気が悪くなる」
と距離を取り始めます。

祖父母は、
「学校はどうなっているの?」
と心配から聞いてくるのです。

家庭の中で、
学校という話題そのものが緊張の源になることがあります。
そういう状況になっているかもしれない、ということを
担任が、スクールカウンセラーが、クラスメイトの友だちは
理解できていません。
それぞれの立場で、当事者の子どもに「登校を促している」
というだけですが、それがとてもストレスになり緊張を生む
ことになっているのです。

保護者が疲れていると、
その緊張は家庭全体に伝わります。

だからこそ、
学校対応を一時的に減らすことや、
窓口を絞ることは、
逃げではなく負荷調整です。

家庭が常に戦場にならないために、
保護者が立ち止まる意味は大きいのです。

学校とのやりとりで疲労が積み重なっているとき、
対応の量を見直す整理もできます。
無理を続ける必要はありません。

ご相談は、
不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)へお願いします

薬を飲まない子どもを前に、保護者が抱え込んでしまったケース

不登校となり、頭痛、腹痛など身体症状があるとか
不安が強いなど症状があると受診をされる方も
多いと思います。
そして、薬が処方されることもよくあります。
ところが、その薬の服用をする/しないという
新たな問題が発生します。
これは簡単には解決しない当事者にしか分からない
ことです。今日は、難しいこの話題をとりあげます。

https://note.com/terrakoya/n/n29a9cfc3ba32

 

家では元気そうなのに、外に出ようとすると固まる子ども

不登校になると、当然ながら家内だけでの生活が
始まります。
家にいるとき、「安全」であることが
元気(エネルギー)の回復の鍵となります。
ではどうすれば家の中が「安全」となるのか?
そもそも「安全」とは、どう理解すればいいか?
という疑問が浮かぶと思います。
今日は、安全についてのお話です。

https://note.com/terrakoya/n/n04b2034ba9b9

「何もしない時間」が子どもにとって意味を持つことがある理由

 

 

 

 

 

不登校(学校を休みがちという意味です)
になると、平均2か月以内に病院を受診します。
平均3か月以内に、スクールカウンセラーや
スクールソーシャルワーカーが接触、相談機関
への相談もする方も多いと思います。
そこで言われることが、「見守りましょう」です。
見守りって何をすればいいの?
何もしないでいいの?
何も親はするなっていうことなの?
などとご家族はモヤモヤした気持ちになります。
そんな気持ちに応えるべく、
今回は、見守りの意味についてのお話です。

そもそもの話ですが、
不登校の子どもについての理解というのは
多面的にとらえる必要があります。
不登校というのは、端的にいえば
学校という社会が求めるものと子どもとが
相容れない状態だということです。
ですから、学校側に問題がある、子どもの
側に問題がある、学校と子どもとの関係の
問題もある、ということです。
さらに時間の経過によっても不登校の子ども
の状態は刻一刻と変化していくので
捉えにくいという側面もあります。

そんな中、不登校が続くと、
「今は見守るしかない」
と本当に様々な人から言われます。

けれど、不登校が始まった渦中の
保護者の立場からすると、
何もしないことは、とても不安です。
「本当にこれでいいのか」
「このまま動かなくなるのでは」
そんな思いが頭を離れません。

ここで子どもの視点に立って考えてみましょう。
地球子屋で関わってきた中で、
よく耳にする子どもの言葉があります。

「何かしなきゃって言われなくなったら、少し楽になった」

この言葉は、
“放置されたい”という意味ではありません。
評価や期待から一度離れられたという感覚を
表しています。

心理学の分野では、デシとライアンの
自己決定理論によって、「評価や期待から離れる」
ことの意味は説明できます。
人は常に評価される状況にあると、
自分で選ぶ力が弱まりやすいことが知られています。
選択肢があっても、選べない状態になるのです。
そして、行動のすべてが「やらされ感」となって
いくのです。

何もしない時間は、
回復のための「空白」をつくる時間でもあります。

それは、
怠けるための時間ではなく、
自分の感覚を取り戻すための時間です。
※以前のNOTEでの書いたように、心身の疲労を回復
するという側面ももちろんあります。

学校という場が、先生や他の子どもたちの目から常に
評価の目にさらされているということは、
大人が思っている以上にキツイことなのです。
そして、その環境に身をおくことで自分が判断する
ということを無くしていき、先生や周りの子にいかに
合わせるかということにばかり神経を使うことになって
いるのです。
そんな時間が毎日毎日続いたのです。
自分の感覚を取り戻すには、学校に行っていた期間
以上の時間をかけて1つ1つ取り戻していく、そんな
時間が必要なのです。

保護者が「何もしない」ことを選ぶのは、
実はとても勇気がいる判断です。
だからこそ、
その判断を一人で背負う必要はありません。
しっかりとご家族の気持ちを受け止めてくれる
ところとつながって、一緒に考えていくことを
おススメしています。

「見守るしかない」という言葉に、
不安や戸惑いを感じているなら、
今の状態を整理するための相談もあります。
何かを決める場ではありません。

ご相談は、
不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)へお願いします

同じ説明を繰り返すうちに、家族の中でも立場が分かれていったとき

 

 

 

不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)
では、毎月「ともに育つ親の会」を開催
しています。(※次回は3/14開催です)
この10年間、様々なご家族のお話を
聞いてきました。
その中で、不登校となって、ご家族の中で
考え方や価値観が異なることで意見が合わず
ご家族がバラバラになっていく、という話も
何度となく聴いてきました。
学校は、ご家族がこんなことになっているとは
夢にも思わないでしょう。
ですが、ご家族にとってとても大変で辛いこと
なのです。今回は、そんなご家族の立場の違いが
どんな結果となるか、というお話です。

「きっかけは何ですか」
「家庭ではどんな様子ですか」

学校、相談機関、支援窓口。
同じ質問に、何度も答える日々。

母親は、
「説明できるのは私だけだから」
と話し続けるうちに、
だんだんと言葉がすり減っていきます。

父親は、
主に仕事で対応ができません。
母親から報告を聞き、どうしたらよいか
助言を求められるプレッシャーを感じます。
学校ではこう言われた、相談機関ではああ言われた、
病院では、、と何度も聞くうちに、
「もう何度も説明しているなら、
どこかで結論を出したほうがいいんじゃないか」
と感じ始めることがあります。

祖父母は、
「いつまでこの状態が続くのか」
と心配しながら、
自分たちの子ども時代と比較してみると、
学校に行かない、行けないということが
どうしても子どもの甘えにしか見えません。
もし母親、父親が迷っているのであれば
親の先輩である祖父母がしっかりと子どもを
叱るということも必要!と考えてしまうのかも
しれません。
こんな考えが頭にあり、
つい強い言葉をかけてしまうこともあります。

子どもは、そんな家族を見てこう感じているの
かもしれません。
お母さんは、自分のために仕事を休んで、昼ご飯を
つくり、学校や相談機関に行ってくれたりしている。
自分のためにここまでしてくれて、
申し訳ない
という気持ちになって、もう自分のことはほっといて
くれとなって、距離をとることになることにつながります。
お父さんは、お母さんと違ってとにかく学校に行けばいい
んだ、面倒なことを家庭にもちこむなと言わんばかりの
態度、ときどきこの子はダメだ、という諦めや侮蔑的な視線
を向けてくる。自分の気持ちは絶対に理解してくれないだろう。
こんな気持ちになって、目も合わせない、絶対に同じ空間に
いたくない、となって部屋に閉じこもるきっかけになったりも
します。
祖父母に至っては、学校に行けとしか言わないので、
もう学校の先生とほぼ同じように見えてきます。もし同じ家内
に祖父母がいようものなら、そこは学校と同じ空気を感じずには
いられず、緊張が続くことになります。

子どもの視点は、本筋ではないので話を戻しましょう。
こうして、家族の中でも
見ている時間軸や
重きをおいている視点がズレていく
ことがあります。

誰も悪くないのかもしれません。
立場が違えば、見え方が違うだけです。

ただ、同じ説明を繰り返す負荷は、
想像以上に大きなものです。

すべての質問に、
毎回同じ熱量で答えなくても大丈夫です。

・今は話せないことがある
・一度に全部説明しなくていい
・家族で役割を分けてもいい

これらは、逃げではありません。

説明することに疲れを感じたら、
その状態を整理する相談もあります。
話さなくていい範囲を決めることも一つの選択です。

ご相談は、
不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)へお願いします

昼夜逆転を「戻そう」とした結果、関係がこじれてしまったケース

不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)
として、毎月1回ご家族が集まる
「ともに育つ親の会」を開催しています。
※次回は、3月14日(土)10時~12時(地球子屋にて)

そこではリアルな保護者の悩みや心のモヤモヤが
語られます。
その中でよくあるのが、昼夜逆転です。
今回は、あるご家族が子どもの昼夜逆転に奮闘
したというお話です。

この家庭では、
夜眠れず朝起きられない状態が
続いていました。

相談先から
「生活リズムを整えましょう」
と助言され、
保護者は早寝早起きを徹底しようとしました。

夜は
「早く寝なさい」
「スマホはリビングに置いて」
「ゲームは8時まで」
などと声をかけます。
朝は朝で
「早く起きなさい」
「いつまでも寝てないで」
「朝ごはんを食べて」
「太陽を浴びて」
などと言って起きるまで
何度も何度も声をかけたそうです。
最初は応じていた子どもも、
次第に反発するようになります。

そして朝になるほど体調を崩し、
親子の会話は減り、
家庭の空気が重くなっていきました。

後に立ち止まって振り返ったとき、
保護者はこう感じたそうです。

「整えようとしていたのは生活じゃなく、
自分の不安だったのかもしれない」

昼夜逆転は、
心身が緊張状態から抜けきれないときに
起こりやすい現象です。
形を先に整えても、
状態が追いつかないことがあります。

この家庭では、
起床時間を固定することをやめ、
「いつなら比較的楽か」を
観察することに切り替えました。
センターからは、睡眠ワークシートを提供しました。
睡眠の記録は、取ってみて初めてわかる
こともあるのです。
このケースでは、かなりショートスリーパーで
あることがわかりました。

睡眠のパターンは、単に寝る時間が
朝方になる昼夜逆転だけでなく、いくつかあります。
・寝ているのに入眠ができない
・入眠しても1⁻2時間ほどで起きてしまう
・24時間以上起きていて、ようやく寝ることができる
・寝ても寝ても、眠たい感じがある
・女子の場合は、生理不順、PMSなどの関係も
などいろいろあるのです。
感覚でもわかるものですが、睡眠ワークシートで
可視化するとご家族だけでなく、本人も自覚できる
ため、改善につながりやすくなります。

このケースでもリズムはすぐには戻りませんでしたが、
衝突は減り、
体調の波が読めるようになりました。
親子で単に昼夜逆転と決めつけずに、ショートスリーパー
として、どうしたらよいかと話をすることができました。

ストレスや疲労を回復させるために、睡眠はとても
重要です。
ですがご家族も夜は寝るために、睡眠の状況を把握する
のはなかなか困難です。
今では、スマートウォッチなど装着するだけで睡眠の
状態は簡易的に把握できます。
こういったアプリや機器の活用方法もお伝えしながら
一緒に考えていくと改善につながります。

生活を整えようとして苦しくなったとき、
一度立ち止まる選択もあります。
今の状態を見直す整理から始めても大丈夫です。

ご相談は、
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学校からの「少しずつ慣らしましょう」に、違和感を覚えたとき

https://note.com/terrakoya/n/nda74f0f26f80?app_launch=false

現在の学校が、30年前の学校と
比較すればずいぶん
変化してきたことは
間違いありません。
ただ世の中の変化の方が早いため
いつまでも課題は解決できずに
拡大するばかりです。

学校に合わない、学校に行くことで
ストレスや疲労が積み重なっている
わけですが、子どもと向き合うことが
できないのが学校です。

欠席が続くと、学校から
「別室登校はどうですか」
「短時間だけ来られませんか」
と提案されることがあります。
学校側の論理だけで提案される
言葉にうんざりしているご家族と
子どもですが、気づくことができない
のです。

別室登校しても、担任ではなく
空いている先生が対応するケースが
多いです。
見知らぬ先生と、わけもわからず
会話したり、プリントさせられたりする
ことが、子どものためになっていると
言えるでしょうか?
不登校の子どもが学校に来たという
学校側の自己満足を満たすだけのために
子どもが無理をしなければならないことが
どれだけ理不尽なことか、これが先生方
にはわからないのです。

このような無責任な提案に振り回されるのは
子どもだけではありません。
弱っている子どもをご家族も付き添ったり、
車でわざわざ学校まで連れてきたりとかなり
の負担がかかります。
それでも、学校に行ってくれたらという思う
のが親の気持ちなのです。

保護者としては、
学校なりに配慮してもらっていると
いうことはわかるのです。
しかし同時に、
「本当に今、それができるのだろうか」
という違和感が残ることもあります。
でも「連れて来れませんか?」
「もう少し頑張らせることもできませんか?」
など言われれば、なんとかしようと思うのが
親の気持ちです。

ですが、そこで親が頑張ればがんばるほど
子どもが疲れ果ててしまう、そして結果として
親子関係もまた崩れていくことにつながります。

不登校初期の子どもは、
場所や時間だけでなく、
“期待されること”そのものに強い緊張
を感じている場合があります。

たとえ短時間でも、
「行けるかどうか」
「またできなかったらどうなるか」
という不安が重なると、
状態はかえって悪化することがあります。

学校の提案が悪いわけではありません。
ただ、それが
今の子どもの状態に合っているか
は別の問題です。

保護者が戸惑うのは、
学校と家庭で異なる判断基準を
同時に求められるからです。

ここで重要なのは、
「提案を断る=協力しない」
ではないという点です。

今は様子を見る選択も、
十分に意味のある対応です。

違和感を覚えた感覚は、
子どもの状態をよく見ているからこそ
生まれるものでもあります。

学校とのやりとりで迷いが続くとき、
一人で判断を背負わなくても大丈夫です。
今は何をしなくていいかを整理する相談もあります。

ご相談は、
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子どもが動き出す前に、家庭の空気が変わることが多い理由

祝!高校合格おめでとう!Nさん
あの小さかったあなたと一緒に高校合格を祝える日がくるとは!

今日は、そんな嬉しい気持ちと最初にあったあの日を思い出しながら書きました。

「何も変わっていないように見えるのに、
ある日ふっと外に出た」

これは、フリースクール地球子屋で
よく見られる変化の形です。
そしてそれは、不登校の子どもにとって
みれば大きな変化である、というお話を
今日はお伝えしたいと思います。

フリースクール地球子屋が、ご相談の中で、
そして実際フリースクールに通う子ども
たちを見てきた中で、不登校の子どもたち
には回復の5段階がある、と気づきました。

第一段階:健康度を把握するということです。
不登校の子どもの多くは、学校という環境に
対して、上手く適応ができないないので、あらゆる
面でストレスを感じているものです。
何に対してストレスを感じたり、
それらが積み重なって「疲労」となっているかは
一人ひとり違います。
そしてもしかすると本当に病気によって、ダルかったり
痛みを感じたりしているのかもしれません。
ですからご家族のみなさんが、まずしなければ
ならないのは、その子どもの健康度を把握する
ことなのです。

第二段階:子どもにとって安全で安心できる環境を整える
ということです。
自律神経に対する新しい知見、それが「ポリヴィーガル理論」
と呼ばれるものです。詳しくは、また違い機会に紹介します。
簡単に言えば、危険と感じたとき、最初は逃走/闘争反応を
示します。それで対応できない場合は、不動化という命を守る
モードへ移行します。
逆に安全な環境に身を置くことで社会交流モードとなり、
リラックスし、安心感を得て人とのコミュニケーションが
とれるようになります。
第一段階で健康度を把握できたら、次にご家族ができることは
家の中を安全な環境に整えることです。
そうすることで、不動化モードから社会交流モードとなります。
そして蓄積した疲労が自己治癒されていくのです。
ここまではご家庭内で主にできることになります。
そして家庭内で普通に生活ができるようになって、はじめて
家庭以外の居場所の必要性が出てくるのです。

今日の話は、まさにこの第二段階から第三段階へうつる
その瞬間をとらえた出来事ととらえる必要があります。
ちなみに
第三段階は、子どもの気持ちを理解する です。

話を戻しましょう。
不登校となり、外に出ることが怖く感じた、あるいは
外に出る理由がなくなったのかもしれません。
ずっとご家族はその子どもを観てきている。
毎日、起きて、食べて、寝て、おそらくゲームや動画、
SNSなんかにかなりの時間を費やしたり、好きなことに
没頭したりしているかもしれません。
その繰り返し。
何も子どもに大きな変化などないように思えてしまう。
そんなある日、ふらっとコンビニや公園や、あるいは
買物なんかについてきてくれたり、ごく短時間かも
しれませんがふっと外に出る。
それは、大人であるご家族にとっては、
目の前で起きていることは、
大きな行動の変化ではありません。

でも、よくよく思い出してみると、、、

・家での会話が少し減る
・学校の話題を出さなくなる
・「どうする?」と聞かなくなる

こうした家庭の空気の変化
先に起きることが多くあります。

神経科学の分野では、
人が安全で安心を感じられる状態では、
行動を選ぶ余地が広がると考えられています。
逆に、緊張が高い状態では、
新しい一歩を踏み出しにくくなります。

ある子どもは、こう話しました。

「家で、何か言われるかもって思わなくなったら、
外のことも考えられるようになった」

これは、家庭が“充電できる場所”に戻った瞬間とも言えます。

保護者が意図的に空気を変えようとしなくても、
判断を急がない姿勢そのものが、
家庭の緊張を下げることがあります。

行動の変化が見えなくても、
回復が進んでいないとは限りません。
回復の順番を整理する相談もあります。

ご相談は、
不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)へお願いします

ラインで連絡もできます。

画像
地球子屋連絡用LINE QRコード