3月28日(木)19時から20時30分 ともに育つ親の会

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フリースクール地球子屋は、学校に行けない/行かない子どもたちを支援する団体です。
と同時にそういった子育てに悩む保護者のみなさんの集まりでもあります。核家族化が進み、子育ては各家庭で行うものと言われていますが、10代の子育ては、学校や習い事など家庭から社会の中で成長する機会が増えてくることは実感されていると思います。
しかし一度、不登校の状態になると各ご家庭で対応をせまられることになります。ところがご家庭でも不登校の状態は初めてであり、経験がありませんからどのように対応してよいか分かりません。

するとかつての子育て方法、つまり親の指示に従うように子どもに接してしまうのです。
そのように接してしまうことを責めるつもりはありません。ご家族は一生懸命子どもの事を思い、他に選択肢がないからそうしてしまうのです。それはある意味仕方のないことなのかもしれません。

しかし20数年間、学校に行けない・行かない子どもたちに接してきた私たちから見れば、親の指示に従わせる(つまりは無理やり学校に行かせる)という対応では決して良い結果にならないことは分かっています。子どもは言葉にはできないかもしれませんが、明確に「学校には行けない/行かない」という意思表示をしているのです。それと真反対の対応をすれば、関係悪化は避けられませんよね。文字に書けばとても単純な話なのですが、親子の関係の中では、親の責任が重たくのしかかるのでそう簡単に「学校に行かなくてもいいよ」とは言えないものです。

こうして親子で不登校という状態に苦しむ姿をずっと見てきました。
本来は、子どもが学校という場所、やり方、人間関係などさまざまな面から合わないということなのですが、社会に出て一人前になるには学校に行かなくてはとずっと思い込んできた人にとっては、「行かなくていい」と言われてもピンとこないと思います。

私たちも学校が不必要だとは決して思っていません。子どもの健全な発育発達のために学校はなくてはならないものです。
しかし通う学校の選択肢が1つだけの場合、どうしたらいいのでしょうか。その学校が合わないにもかかわらず他に選択肢がないので子どもにとってはどうしようもないのです。本質的な問題の1つは、この選択肢がないことでしょう。

20数年前から子どもが元気がない、辛そうだと話を聴き続けてきました。すこし対応を変えると子どもが元気になった、ヒマだと言いだしたと報告が出てきます。
しかし学校には戻れない、選択肢がないのです。そんな時、学校ではないもう一つの選択肢を作ってあげるのは保護者の役割ではないかと声が出てきました。
そういった保護者のみなさんの熱い思いが形となってフリースクール地球子屋が誕生したのです。

今も学校に行けない/行かない子どもたちが増え続けています。
もう1つの選択肢となる学校も少しずつ増えてきていますが、まだまだ子どもたちの現状に応えるほどの数ではありません。
フリースクール地球子屋は、決してもう1つの学校を目指しているわけではありません。
もっともっと子どもに寄り添う形で、子どもたちを元気にしていきたいという思いで設立しています。親の立場に立った時、子どもが元気であることが1番大切なことだからです。

そういう地球子屋の思いは、ご家族のみなさんに対しても同じです。ご家族のみなさんの今の気持ち、悩み、問題をみんなに共有し、みんなで考えていく場が必要だと思います。
フリースクール地球子屋は、保護者のみなさんの場でもあります。一緒に子育てを考えていきましょう。我が家だけの問題ではない、学校に行けない/行かない子どもがいるということは、社会全体の問題なのですから。

3月 ともに育つ親の会
主催 フリースクール地球子屋
時期:3月28日(木)19時から20時30分まで 21時までの残り時間は自由歓談タイムです。
場所:ウェルパルくまもと

参加申込み先
フリースクール地球子屋 代表電話080-4286-2999
もしくはメール freeschoolterrakoya@gmail.com
にてお申込みください。

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