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不登校となった子どもへの対応には、健康であるかどうかをまず確認すること

学校へ行けない・行かない子どもを、学校では「不登校」といいます。

これは、学校の側からみた視点での表現です。

私たちは、たくさんのそんな子どもたちに触れ合ってきた中で、簡単に「不登校」という言葉ではくくれないのではないか、と疑問を持っています。

だって、精神的に追い詰められてそれが「病気」と診断されるような子どももいるじゃないですか。

その一方で学校には行かないけれど、日常生活では元気に過ごしている子どももいるんです。

学校に行かない理由を、分類などできないくらいに一人ひとりに様々な背景があって、子どもの視点に立てば、「学校に行けない・行かない」となるのも無理はないなと感じることがほとんどです。

私たちオトナもそうですが、日々ストレスだと感じるのは、あまりにも多すぎる業務の量だったり、周りの理解が得られないなど人間関係だったりしますよね。

子どもたちも同じだと思います。

朝6時ごろ起きて、朝食のろくに食べる時間もなく、部活の朝練習に朝課外をこなし、7時間の授業を受け、2-3時間の部活をこなし、2時間の塾まで行ってやっと家につく中高生がとても多いのです。

これ全て業務時間とするならば、軽く12時間を超えています。

過労死ラインです。

大人より不完全で成長途中の子どもたちに、どうしてここまでの作業量をさせるのでしょうか。

これがオカシイと感じない学校は、感覚が麻痺していると言わざるを得ません。

だから学校へ行けない・行かない子どもたちを目の前にしたときに、一番にしなければならないのは、「健康であるかどうか」が出発点でそこから考えなければ何も見えてこないのです。

11月10日 「タコぱ(たこ焼きパーティ)」しよ!

一緒に作って、食べて、美味しいことを分かち合うことが、子どもたちにとってとても基本的な事ですが自学生(不登校)の子どもたちにとっては
新鮮なことなのです。
こうした取組は、大人にとってみると当たり前で何でもないことかもしれません。しかし子どもにとってみるとしれはかけがえのない体験、時間に
なっていると分かります。

家族、親戚ではなく見知らぬ他人であってもお互いに配慮しながら、交流をする。こうした積み重ねで人と人との付き合い方、コミュニケーション力
は養われます。
フリースクール地球子屋は、学力をつける以前にこうした人が身に付けた方がよい基本的なことから取り組んでいくので、その後も元気よく自分の
ことに取り組めることができます。

とてもよい機会となりました。参加してくれた子どもたち、そしてご家族のみなさんありがとうございました。