アナログゲーム

このページでは地球子屋で遊んだことのあるボードゲームやカードゲーム、いわゆるアナログゲーム(ドイツゲーム)を紹介していきます。

人生ゲームやUNOなどの、ボードゲームやカードゲームで遊んだことのない人はそういないでしょう。でも、世界ではそのようなゲームが毎年たくさん開発され、楽しまれていることを知らない人は多いと思います。

ここで紹介しているゲームは、家族みんなで楽しめるものばかりです。デジタルゲームも面白いのですが、アナログゲームにもこんなに面白いのがあるよ、ということを伝えられればいいと思っています。

地球子屋では、2003年1月からドイツゲームで遊ぶようになりました。地球子屋のものとして購入したのは3つぐらいあります。残りは地球子屋関係者の私物ですが、地球子屋の会員が自由に利用していい環境にしています。


地球子屋で遊んだことのあるゲーム:

 だいたいのプレイ時間と人数、そして簡単なルールの説明です。ルールは概要だけで、完全なルールではありません。



はげたかのえじき

時間:30分
人数:2〜5

 初心者でもすぐに覚えられるシンプルなルールで、時間も短い せりゲームです。何度でも繰り返して遊びます。
 参加者は1から15までの数字の書かれた手札をもって、ゲームスタートです。中央に一枚ずつ出てくるー5点から+10点までのポイントカードを、手札を1枚使って せり(入札)をしていきます。プラスのカードは1番高いカードを出した人、マイナスのカードは1番低いカードを出した人に引き取られます。同じ1番の数字を出した場合は、2番目の数を出した人へとカードが向かいます。2番目の数字も同じならば、その次の数字です。ここのルールがこのゲームをとても面白くしています。相手の行動を読みながら、駆け引きを楽しむ白熱した展開になるゲームです。

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ワードバスケット

時間:30分
人数:2〜8

 みんなの知っているしりとりをカードゲームにしたものです。オススメゲームです。
 基本のルールはとても単純です。場にある1文字から始まって、手札のどれかで終わる単語を考えていきます。浮かんだらいつでも、その単語を声に出しながら手札をバスケットに出していき、全部無くなった人が勝ちとなり試合終了です。他にワイルドカードや文字数指定のカードがあったり、リーチの時は4文字以上の単語を言う等、いくつかのルールがありますが、すぐに覚えられます。強い人には最初の枚数を多くしたり文字数を増やしたりすることで、いろんな人と遊べます。
 言葉が出るときはポンポンと出て賑やかになり、出ないときはみんなが考え込んで静かになったり、いろんな表情のあるゲームです。日頃使っているはずの日本語が出てこないのが歯がゆくて、今度こそはと何度でも繰り返して遊びたくなるゲームです。地球子屋でも一番繰り返し遊ばれているゲームです。

・書籍としてオンライン注文できます。
http://homepage.mac.com/jaga_online/ でプロトタイプ版をダウンロードできます。作って遊べます。

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汝は人狼なりや?

時間:30分
人数:9〜23

 ものすごい多人数で遊べるパーティゲームです。
 村人の中に2匹の人狼が紛れ込んで、毎夜毎夜村人が殺されていきます。村人の方もみんなで相談しながら人狼と思われる人を昼間1人ずつ殺していきます。最終的に人狼を退治できたら村人の勝ち、村人のほとんどが死んでしまったら人狼の勝ちです。
 残酷な内容なので、仲の良い人同士でやるほうがいいゲームですが、大人数が集まったら遊んでみたいゲームです。

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ブロックス

時間:30分
人数:2〜4

 テトリスに出てきそうな形のピースを使ったゲームです。ピースを置くルールは単純で、自分の出しているピースの角に接するように新しいピースを置いていくだけです。21種類のピースの形をよく考えて、相手を邪魔しながら、できるだけ多くのピースを置いていきます。
 フランス生まれのゲームですが、その日本語版が日本ゲーム大賞2002(国産ゲーム部門)に選ばれました。ここにある中で日本でもっとも入手しやすいボードゲームの1つです。

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ヴィラ・パレッティ

時間:20〜30分
人数:2〜4

 下の階の柱を抜いて、上の階の柱にしていくことで高い建物を造っていくバランスゲームです。カラフルな柱と板を使って作られる建物は、見応えがあります。壊れるときは非常に大きな音がします。

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トランスアメリカ

時間:30分
人数:2〜5

 アメリカに鉄道をひいて、指定された5つの都市を結んでいくゲームです。自分の手番で2本の線路を敷設できます。川や山などの難所は手番に1本だけです。
 対戦者の線路と接続すると自分の線路と同様に利用できます。そうやって対戦者の線路も利用しながら目的地への最小ルートを目指します。アメリカの地名も覚えられる、ルールが単純ですぐに終わる手軽なゲームです。

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カルカソンヌ

時間:30分
人数:2〜5

 フランスの城郭都市カルカソンヌが舞台のゲームです。
 四角のタイルを置いて、手下を地形に配置しながら、都市の支配力を競います。地形をくずさなければタイルはどこにつなげてもいいので、ゲームをする度にいろんな形に町が発展していきます。
 拡張タイルも販売されています。2001年のドイツゲーム大賞を受賞するなど人気の高いゲームです。

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カヤナック

時間:30分
人数:2〜4

 釣りゲームです。氷に見たてた紙に穴を開け、魚に見たてた鉄の玉を磁石で釣るだけのとてもシンプルなゲームですが、実際にやってみると想像以上に楽しいゲームです。素朴な音や感触が、ゲームの楽しさを盛り上げてくれます。1999年ドイツゲーム大賞子ども賞を受賞したゲームです。

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ボーナンザ

時間:45分
人数:3〜5

 マメを栽培し、それを売ってお金を稼いでいくゲームです。通称「豆ゲー」。
このゲームの中心は、要らない豆を手放したり、必要なマメを手に入れたりするための「交渉」です。たいてい交渉といえば、自分がもうけて相手が損をするようにしむけていくものですが、このゲームは違います。交渉するたびにみんなが幸せになってしまうのです。奇妙なルールなので説明を聞いただけではわかりにくいのですが、実際2周ぐらい手番が回ればたいてい理解できてきます。コミカルなマメたちの姿が、ゲームの雰囲気をいっそう楽しいものにしてくれています。
 とても人気の高い作品で、人数拡張や、2人対戦専用、ルール拡張、ボードゲームなど様々なシリーズが出されています。

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マンマミーヤ

時間:30分
人数:2〜5

 レシピ通りにピザを完成させていくカードゲームです。みんなで順番にトッピングカードとレシピカードを場に出していきカードの山を作っていきます。つみあがったら、そのカードの山を使ってピザにトッピングをしていきます。この作業は結果発表という感じになります。最初の作業のトッピングカードとレシピカードを出していくタイミングがこのゲームの中心です。みんなが何を出して、山にたまっている具では今何が作れるのかを覚えていればいるほど、完成率が高くなりますが、 正確に覚えていなくても何とかなります(笑)

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ケープからカイロまで

時間:30分
人数:2〜4

 ケープタウンからカイロまでのアフリカ縦断鉄道を作っていくカードゲームです。メモ用紙とペンを用意して遊びます。
 所持金をやりくりしながら入札を行い、8つの地形に線路を敷設した人が勝ちです。
 ルールが難しいのですが、しばらく教えられながらやっていくと、すぐにではなく次第に分かっていきます。そのため慣れないうちは、1時間以上かかってしまいます。

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ピット

時間:30分
人数:3〜10

 穀物カードを交換しながら、一番早く同じ種類を9枚そろえた人が勝ちのゲームです。
 交換は一斉に行われ、同じ交換枚数を望んだもの同士が交換していきます。このとき交換に出すのは1つの種類のカードだけです。
 一人一人が同時に枚数を声に出しながらゲームを進めていくので、とても賑やかな(うるさい)展開になります。
 買い占めの合図にはベルを使います。誰かがベルを鳴らせば、さっと賑やかな取引が終了します。

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6ニムト!

時間:30分
人数:2〜10

 牛の首が描かれたカードでプレイします。通称「牛ゲー」
 参加者が一斉に出したカードを、規則通りに小さな順に並べていきます。そのとき列の6番目にカードを置かなければならなくなった人は、そこにあった5枚のカードを自分のそばに引き取らなくてはいけません。10回カードを一斉に出し終わったあと、最終的に受け取ったカードに描かれている小さな牛の数が多い人が負けになります。
 他の人が何を出してくるかで、列の6番目になったり、直前でまぬがれたり、意外な展開で楽しいゲームです。勝ち点ではなく、嫌な失点の牛の絵が自分の前にたまっていくというシステムも、ゲームを盛り上げています。
 時間も短く、多人数でも遊べる名作カードゲームです。日本でも販売されています。

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動物さがし

時間:15分
人数:2〜8

小さな子どもでも遊べる絵だけでできたカルタです。
 お題のカードをめくると、そこには4色に塗られた4匹の動物が描かれています。ここに描かれていない色をした、ここにいない動物を見つけることがこのゲームの目的です。見つけた人はお題のカードを受け取り、自分のポイントにします。何を探すべきかすぐに分からないというのが、悩ましいゲームです。子どもの方が見つけやすいかもしれません。

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カタンの開拓者たち

時間:60分
人数:3〜4

 ドイツゲームと言えば、このゲームです。勝利点10点を目指して、カタン島を開拓していくゲームです。点数の獲得の仕方が、何通りも用意されているので、自分の立地が悪くても、いろんな戦略をたて勝利を目指すことができます。
 1995年ドイツゲーム大賞受賞から、世界的にはいまだに大ベストセラーのゲームです。「カタンの航海者たち」などの拡張や、いくつかシリーズが出ています。一昨年、日本のゲームメーカーから手軽に遊べるようアレンジした「カタン」も販売されました。

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アクワイヤ

時間:75〜90分
人数:3〜6

 ホテルチェーンを作って、株でもうけお金を稼ぐゲームです。お金を儲けるために、自分で育てたホテルを他に吸収させ潰していきます。筆頭株主だけでなく、次席株主にもお金が入るので、誰がどこを潰そうとしているか注意して、株を集めておかなくてはいけません。
 40年前に作られた古いゲームですが、今でも十分楽しめます。

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シタデル
あやつり人形・アメリカ版)

時間:60分
人数:2〜8

 ラウンド毎に、いろいろなキャラクタになってお金を稼いで、建物を建てていくゲームです。最終的に8件の建物を建てた人が勝ちです。
 そのラウンドで誰がどのキャラクタを選んでいるかは、そのキャラクタの順番が来るまで分かりません。対戦相手の所持金や、建てている建物の種類、性格などいろんなものから予想しなくてはいけません。駆け引きがとても面白いゲームです。
 アメリカ版にはボーナスキャラクタが10枚ついています。
 このゲームはやり込むほどに、キャラクターや特殊な建物の特性を利用したゲーム運びができるようになっていき、面白さが増していくゲームです。

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フィスト・オブ・ドラゴンストーン
時間:60分
人数:2〜6

 操り人形と同じようにキャラクタの能力を使って、ゲームを進めていくのですが、操り人形のようにこっそり順番に選んでいくのではなく、せりをしてキャラクタを獲得していきます。金貨を拳に握って、一斉に開く。その駆け引きが全ての、ゲームです。

 このゲームは地球子屋の「梅干しプロ」で稼いだお金で買いました。

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ピクショナリー・ジュニア

人数:2チーム

一般向けのゲーム「ピクショナリー」のルールを単純にした低年齢版です。
 基本ルールは、カードを引いて、そこに書かれたマスの色のお題を一分間で絵に描いて、仲間に当ててもらうことです。仲間が一分以内で答えられたら、サイコロを振って進み、カードをまた引いて絵を描き当ててもらいます。不正解になるまで、そのチームの手番は続きます。ただし全体の半分以上ある◆のマスに止まると、同じ問題を競争して描いて、競争して答えることになるので、一方的に手番が続くことはまずありません。スタートとゴールも◆のマスになっています。ゴールの◆で相手チームに先に答えられたら、ゴールとはみなされず、逆に相手の手番になってしまいます。
絵がうまくてもうまくなくても楽しめる、とても面白いパーティゲームです。

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ジャンク−タイルゲーム

時間:30分
人数:2

 商品の載った板を交互に2枚並べていきます。できるだけ自分の商品を多く並べようと競い合います。相手の商品の上にでも板が置けるのならば、どんどん載せていきます。
 自分の色の商品が2つ以上並べば、得点が入ります。多ければ多いほど点数は高くなっていきます。また自分の色のネズミが現れると、点数が1点引かれてしまいます。タイルの置き方に悩むゲームです。
 このゲームはドイツのゲームメーカーのページから、無料でダウンロードして自作したものです。

ダウンロード先:
 http://www.spiele-aus-timbuktu.de/ のdownloadsページのDschunke
ルールの日本語訳:
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hourei/game/games/dschunke.html

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クロンベルク

時間:20分
人数:2〜4

 ドイツのゲームメーカーのページから、無料でダウンロードしたプロトタイプです。
 プレイヤーは自分の手番に、ひし形の建物タイルを並べるか、交差点にコマを配置するかのどちらかの行動を行います。交差点が建物で囲まれたらその点に集まった点数の合計が、コマを置いたプレイヤーに入ります。ひし形のタイルの4つの角には、数字が書いてあり、全部がプラスのタイルと、全部がマイナスのタイルの2種類のタイルがあります。通常、プラスのタイルは自分のコマの近くに置き、マイナスのタイルは対戦者のコマの近くに置いていきます。
 タイルもコマも置けなくなったら、ゲーム終了になります。ゲームが終わると、ボード上に残ったコマについての点数計算を行います。交差点の回りに「盾」の地形が残っていると、マイナスの点数もプラスとして扱います。「公園」の地形が残っていると公園の数だけ点数を2倍にできます。
  どちらの行動を選ぶか考え込ませてくれるゲームですが、短い時間で終ります。

ダウンロード先:
 http://www.kronberger-spiele.de/eng/cronberg/cron.html の handycraft
ルールの日本語訳:
 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5911/bgeme06/bgeme201.html

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アップルトゥアップル

時間:15分
人数:5〜8

言葉の意外な組み合わせを楽しむパーティゲームです。これは、かなりのおすすめゲームです。
このゲームでは、緑色の青りんごカードと、赤い赤りんごカードを使います。青りんごカードには「形容詞」が書かれています。赤りんごカードには「名詞」が書かれています。
全員同じ枚数の赤りんごカードを手札にします。お題となる青りんごカード(形容詞)が出たら、それにぴったりとくる赤りんごカード(名詞)を審判以外のみんなで出し合います。審判の人がその中から、自分の好みで青りんごにぴったりの赤りんごを選びます。選ばれたカードを出した人が青りんごカードをもらって一点獲得となります。審判を順番に交代しながら、これを続けて、一番青りんごカードを手に入れた人が勝ちになります。
説明では伝わりにくいので、とにかくやってみましょう。日本語版が最近発売されたので、ぜひ遊んでください。日本語版のカードには英語の単語も書いてあるので、外国の人ともたのしく遊べるでしょう。

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スコットランドヤード

時間:60分
人数:3〜6

これは、ロンドンの街を舞台にした、5人の刑事と怪盗エックスの追いかけっこのゲームです。
広げられた大きなボードには、テムズ川流れるロンドンの街並みが、多くの名所とともに描かれています。移動手段は、短距離のタクシー、中距離のバス、長距離の地下鉄です。怪盗エックスだけは船を使うことも許されています。刑事と怪盗エックスの居場所が重なれば、刑事側の勝ち。24時間怪盗エックスが逃げきれれば怪盗エックスの勝ちになります。
怪盗エックスの姿はほとんど見ることができません。刑事たちはわずかな証拠から、相手の逃走経路を推理し、相談しながら追いつめていくきます。怪盗エックスはその包囲網をすり抜けなくてはいけません。
刑事側は推理の楽しさと、仲間と協力することのおもしろさを味わえます。怪盗エックスになった人は、刑事たちを惑わしながら、包囲網を突破するスリルを楽しめます。とても面白いゲームです。日本語版もあります。

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アナログゲームの情報が得られるリンク集:

「熊本ドイツゲームの会」・・・熊本でドイツゲームの普及活動をしている団体です。
http://kdgame.com/

「Table Games in the World」・・・ゲームのプレイレポートから海外事情まで、かなりの資料がおいてあります。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hourei/game/index.html

「The Game Gallery」・・・ボードゲーム情報の総合サイトです。それぞれのゲームのレビューや、リンク集、読者評価などを見ることができます。
http://www.thegamegallery.net

「ゆうもあ」・・・ボードゲームを広めることを目的としたNPO法人さんです。
http://www.u-more.com/index.jsp

「わんこのページ」・・・ゲームコーナーでは、カップルで楽しめるという切り口で、二人で遊べるゲームや、普通は二人で遊ばないゲームの二人での楽しみ方などを紹介しています。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/7836/

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