登山プロジェクト
4月26日(水) 日本一の石段(甲佐町)
3333段という途方もない数の階段。何度もくじけそうになりながらもなんとかてっぺんにたどり着きました。いろんな国から運ばれた石を使ってあるのには驚きました。下りは、足が笑っていうことを聞かず、それならばと、みんな一気に走って降りました。時々リズムが狂って転びそうになりながら。
6月3日(土) 湧蓋山(小国町と九重町の境)
あちこちに温泉の湧くところのちょうど真ん中に、お茶碗で蓋をしたような形のぽっこりした美しい山。ミヤマキリシマが咲き乱れる大草原をハイキング気分で歩きました。
9月26日(火) 洞ヶ岳(権現山) 美里町 講師(里山通信社 栗原寛志氏)
その昔女人禁制だった下宮(左、山の中腹)。更にその上は、人も立ち入ることができなかった神の領域「上宮」。人の手が加えられていないその太古の森に入るとシシ神様が出てきそうな雰囲気でした。岩ばかりの山を覆う木々は種類が豊富で複雑に曲がりくねり美しく、頂上にそびえ立つ松や枯れ木の力強さにも圧倒されました。社を持つ前の日本人が、自然を神として畏敬の念を抱いたのがわかるような気がしました。お宮の建築技術が朝鮮の人々によってもたらされたこと、その時代の朝鮮語が今も地名として各地に残っていることなど、里山に生きる人々の暮らしと歴史を訪ねながら山を歩き続ける栗原さんのお話で、山歩きの新たな楽しみに触れることができました。
また、こんな人里近くに、こんなに美しい森があるのにびっくりしました。
10月25日(水) 「天主山」 上益城郡山都町
キリシタンが信仰したといわれる山天主山。「天主の舞台」から天主山を望む眺めはなるほど荘厳。険しい尾根伝いの道(獣道)にそびえる松やブナの大木がまた神々しい。紅葉した落ち葉の絨毯の美しさに感動、またトリカブトの群生にまた驚いた。
11月18日(土) 南阿蘇外輪山を行く
西原村「一の峯」858m「二の峯」「冠ヶ岳」1154m
小雨交じりの強風の中、カッパを着たり傘をさしたりして出発。天候回復が見込めず、計画変更して冠岳行きを取りやめススキの中を近道して突っ切っていると、偶然イノシシの寝床に遭遇。悪天候も思わぬ出来事に遭遇するから面白い。
12月16日(土) 日本最古の山「祇園山」登山1307m
日本最古の化石が見つかった 宮崎県五ヶ瀬町
小学生5人を含む10人で登る。ふかふかの落ち葉の急斜面の道は、いろんなものにつかまりながらよじ登らなければ転がり落ちそう。小さな子どもたちは初めてでも必死につかまっているので大人より上手に登っていく。頂上に設置してあった登山者ノートに名前を書いてきた。
2月21日(水)南阿蘇外輪山
「黒岩」「大矢野岳」「大矢岳」「地蔵峠」
黒岩は戦前から軍の射撃訓練場だったところ。頂上めがけて弾が打たれていたそうだ。現在は人が入った形跡もなく笹で覆われていたのでほとんど獣道を歩いた。頂上に三角点があると栗原さんに教えていただき茂みをかき分け見つけた。そのあたりには山栗がたくさん落ちていて、その周辺にはイノシシの寝床がいくつもあった。ここでキャンプしたら、イノシシに逢えるよねえ。
黒岩を離れると、草原が広がり外輪山らしい景色に包まれた。とてもいい天気だったが、足元には7〜8センチもの霜柱が立っていた。
農業・林業ゼミ
農業一本で暮らしを立てることの難しい現在、地道にそして果敢に挑戦を続けられ、私たちの食・環境・文化を守り伝えてくださるお百姓さんのところで体験させていただいています。
3月30日(木) 4月14日(金) 山仕事 御船町七滝 清村さんの竹林にて
山は手入れをしなければ、川や海にまで悪影響を及ぼします。おいしい筍が元気よく芽吹き、みんなでおいしくいただくためにもがんばりました。
4月20日(木) 山仕事 たけのこ掘り
前回片付けた竹山にいよいよ筍が顔を出していました。今年は裏年で数がとても少ないとのこと。それでも肥料袋いっぱいになって、地球子屋のご近所にもお分けすることができました。
5月18日(木) 畑仕事 野菜の種まき 御船町七滝 高丸農園にて
種まき用の土作りをして、ポットに土を入れ、種をまきました。ズッキーニ・かぼちゃ・にがうりなどなど。種は深すぎず浅すぎず丁寧に。
7月13日(木) 山仕事 御船町七滝 可児さんが手入れをする竹山
日本産の竹材が使われなくなって山仕事が立ち行かなくなった現在、竹山を手入れする人がほとんどいません。可児さん夫妻は荒れた山々を回って手入れをされています。今日は竹材の切り出しと搬出。
有明海の海苔養殖に使う竿と、京都に出荷する壁財を切り出 し、枝葉を燃やし竹は傷をつけないようにトラック積み込む。肩に担ぐのは力よりバランス感覚が必要。
手入れが済んで明るくなった竹林で、「お天道様が差し込んで木が喜びよるねえ。」とつぶやく奥さんの山に対する愛情が、厳しい山仕事をももろともしないのだと思いました。
オープンイベント
6月4日(日) 「初夏を祝う」 御船町田代吉無田高原
陽気を体いっぱいに受けて万物が育つ季節。ヨモギパワーでスキンクリームと団子を作りました。そして、初夏の森の中で、バイオリンと笛に合わせて、Maypole Danceをみんなで踊って楽しみました。
6月17日(土) 「お仕事たんけん隊」博多百年蔵
機械に頼らず伝統的な技を守りながら仕事をしている人を訪ねました。
NHK福岡
ハイテク技術を駆使し作られる番組の裏側を見ました。特殊効果などの放送技術も体験しました。
9月16日(土)「緑川ツーリング・カヌーとキャンプ」
(キャンプは台風接近のため中止)
台風が接近する中、今日までは大丈夫ということで、カヌーに乗り込む。途中向かい風に阻まれ腕力と気力を振り絞る場面もありましたが、日焼けするほどにいい天気の中、4時間の水上の旅を楽しみました。
9月23日(土) 「地球の音楽聴いてみよう」会場:ビプレス熊日のロフトスペース
熊本在住の元海外協力隊による民族音楽の演奏。体験演奏もして楽しみました。その後、楽器作りもしました。小鳥のきれいな声が表現できました。
10月21日(土)22日(日) 星空合宿2006
〜今年の宇宙船地球号の特等観覧席は久住高原
草原に転がって大宇宙を眺めよう〜
1日目
小学生、高校生、保護者、スタッフ計16名が参加して産山村の井さんの山小屋で宿泊でした。夕飯の献立は、井さんが育てた健康な和牛でビーフシチュウとご飯。畑に採りに行ったトウモロコシ、タコパエリア。夕飯作りをみんなで役割分担。火起こしは小学生、焼き方、鍋の管理は高校生のお兄ちゃんがやってくれました。
お腹いっぱいになったところで、いよいよ星空観察の時間です。まずはどんな星座があるのか星座板で確認した後に久住高原へと繰り出しました。ブルーシートに寝ころべば、空一面の星空にみんな感動!流れ星が何回も通り過ぎていきました。流れ星に願いを込めて、久住高原を後にしました。
2日目「輪地切り体験」
星空合宿2006の2日目は、なんと阿蘇の野焼きにはかかせない輪地切り作業を体験しました。阿蘇の草原とともに生きた井さんの半生と阿蘇の草原維持の意義についての思いを語っていただきました。
〜講師の井さんのお話〜
バナナやお魚は手に入らなかった。おご馳走は家に飼っている鳥や牛。牛も役牛として飼っているので怪我をしたりして働けなくなった牛を仕方なく肉にしたが、よその牛は食べても家族同然の我が家の牛はなかなか食べられなかった。貧しい時代だったが笑顔があった。隣どおし手を握り合って助け合って暮らしていた。子どもたちは家のお手伝いをするのが当たり前で、生活の中の重要な役割を担っていた。勉強はあまりしなかったが、今の日本を支えてきたのはこの世代だし健康で長生きしている。
牛に食べさせる餌を9月から10月にかけて草泊まりに泊まって集めた。ビニルはなく、藁(ワラ)があらゆる紐の役割をした。全部土に戻るので何の問題もなかった。牛1頭の冬の間の餌に藁60束が5把を要した。家に年寄りを残しているので時々家に帰るが、冬の餌が集まるまで草泊まりで生活し、牛1頭に藁8束を積んで隣近所助け合って持って帰った。
昭和34〜5年、国が海外から新しいやわらかい草「イタリアン」を導入し、テーラーやトラクターを使うようになった。仕事をする役牛の必要がなくなり肉牛へと移っていった。濃厚飼料を供給した牛は早く成長するが、24ヶ月で内臓がしっかりしてくると放牧牛の成長が追いつく。
「野焼き」は放牧の為の牧草地を維持するのに必要で、新芽の芽吹きを助けるために行う。野焼きをしなかったら荒地になり、古い草や草以外の物が残り、草原としての価値がないものが増えてくる。野焼きをし、新しい芽が出て、それを牛が食べて循環が成り立っている。大根畑を5年作ると牧草はできなくなる。
「輪地切り」は野焼きの際、燃やす所と燃やさない所を区切る帯で、全長660kmに及ぶ。幅は5〜10mで、傾斜角が急なところでは広くとる。面積にして1300uになる。
牛と人間と草地がきれいに存続していかなければ阿蘇を訪れる人もなくなる。
「幸せはだれも連れてこない。その人が幸せを感じて暮らすことが大事で、そんな人が増えてくれば社会が良くなる。お金は二の次のこと。」
最後に語られた井さんの言葉が印象に残りました。 (西)
11月23日(土) 「スポーツで楽しもう」 会場 熊本市総合体育館
小学生、中学生、大人総勢20人で卓球とバドミントンをしたり、馬跳びをして体ほぐしをしたり。初心者から経験者まで一緒に楽しみました。
1月21日(土) 「ドイツゲーム大会」 会場 パレア
熊本ドイツゲームの会の皆さんをお迎えして、幼児から大人までたくさんの種類のゲームから選んで挑戦しました。
1月27日(土) 石窯ピザ焼き&森遊び 御船町高丸農園
熊本市内の小中学生25人、総勢38人の大イベントとなりました。ピザ窯の周りは竹また竹。その竹を利用して、窯を暖め、箸とコップを作り、また何を作るでもなくとにかく切ったり、ナタで割ったり、竹やぶの中を探検したりしながら、道具の使い方を体得したり、山遊びを開拓していく子どもたち。人工的な公園と違って全くの荒れた藪の中の子どもたちは、常に予想外の展開を見せる自然の動きに好奇心で目が輝き、その中で自分を試し、自分の力を知っていく様は、まさに学びの瞬間。「おもしろかあ!」の子どもの声に毎日でも遊べたらいいのに、と思いました。自分で作ったピザや棒パンを柔らかな地面に座ってほうばり、高丸農園の有機野菜と鶏肉のスープを食べ、自然の恵みを体いっぱいに味わった一日でした。
ナタで竹を割る作業に夢中になった子どもは、友たちの分の箸もたくさん作ってくれました。今回、山仕事の先生として来ていただいた可児守さんに竹細工の要領をたくさん習いました。
熊本県産の小麦粉を使って大量にこねた生地。一人ひとり自分の生地を伸ばし、思い思いのトッピングをしました。ピザも野菜スープも棒パンもみんな焚き火で料理。自分の体も燻されて、病気しない体になったことでしょう。自然の力は偉大です。
日常の活動から
7月18日(火) プレゼンテーション&サマーパーティ
「手作りソーセージ、ザワークラウド(キャベツのつけもの)づくり」
豚腸が、冷蔵庫の冷えすぎで凍ってしまうというハプニングを乗り越え、塩分や香辛料のバランスを考えながら試行錯誤の末完成。出来立てのソーセージはパンにはさみ、その他みんなで作ったパーティー料理のメインとして、みんなの食卓に上りました。
サマーパーティーには、卒業生も駆けつけてくれて、手作りの料理がたくさん並んび、人も食べ物もにぎわったパーティーになりました。(ローストチキン、天然酵母パン、手作りゼリー、ジャガイモのニョッキなど)
12月21日(木) ウィンタパーティ
スクール会員若干3名ですが、オープンイベントなどで今年であった人たちと一緒においしいものを食べよう!と子どもたちが鍋パーティを企画。ちゃんこ鍋とキムチ鍋の2種、散らし寿司、アップルパイ、ツリー型ケーキなどを3人の子どもが中心となって30人分を作りました。また、たくさんの差し入れを頂きテーブルはいっぱいになりました。総勢28名が2階に集い、床が抜けぬかと心配になるほどでした。
○目的をもつと力を発揮することを感じました
ウィンターパーティを成功させるという目的が、みんなの力を引きだした取り組みだったと思います。会場の飾り付け、りんごパイづくり、買い出し、楽器や歌の演奏など集中していました。
また人が集まることで新しい出会いや交流が生まれたことも大変よかったと思います。このような短期的なものであってもプロジェクトとして全員で取り組むことを今後も続けていきたいです。
2月2日(金) 「恵方巻き作り」 地球子屋のキッチン
最近流行?の恵方巻き。何でもいいからうまいものを作って食べたいな、と思ったら、すぐに行動始める地球子屋です。
3月14日(水)「白い日のお菓子作り」
2月14日にチョコレート作りをしたので今日は白いものを作ることに。とにかくおいしいスイーツを食べるのに理由は何でもいいのです
講演会「フリースクールで大丈夫!」
〜あなたに知ってほしい、フリースクールのこと、地球子屋のこと〜
フリースクールで大丈夫!〜あなたに知ってほしい、フリースクールのこと。地球子屋のこと〜 と題して地球子屋の活動を紹介するイベントを9月23日にくまもと県民交流会館パレアにて行いました。そのイベントにゲストとして元東京シューレ子ども会員の須永さんをお呼びして講演をしていただきました。その講演要旨を紹介いたします。
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