ともに育つ親の会 10月 不登校から自学生へ

今の学校は、過度の緊張を強いられるところです。その緊張に耐えうるだけの心身が育っていれば、なんとか毎日学校生活を送ることもできるでしょう。
しかし心身の発達が途上ですし、4月生まれと3月生まれでは1年の差もあります。子どもは1人ひとり違うのですね。
そんな当たり前のことは、分かっているはずなのにある場面になると突然「できて当たり前」の世界が現れるのです。

学校は、教科書にそって授業が進められます。その教科書は文部科学省が出したナショナルカリキュラムである学習指導要項の内容にそって作られています。
先生方は、一生懸命その内容は、この学年のこの学期のこの単元の時に理解させようと指導されているのです。
授業こそ先生たちの持ち場であり、力を発揮するところでしょう。どの先生方も創意工夫をされ、子どもたちにわかるように教えていると思います。

そのはずですが、どうしても内容が理解できない子どももいることでしょう。それ以前にクラスのザワザワした音が大きすぎて集中できない、教科書の文字がゆがんで見えるのでよく読めない、先生の怒鳴る大きな声が怖すぎてとても緊張して集中できない、周りの子どもが落ち着きがなさすぎて授業が成り立たないなど学校では昔と比較して授業が成り立ちにくい環境になっています。それを先生1人の責任にはできないと思います。

子どもたちも家庭環境や性格・特性など多様になっています。ご家庭の考え方も実に様々な中で数十人を1人の大人が対応できるような状況にはないのです。
そんな状況で、子どもはだんだんと体調を悪くしていって「学校に行けない」「行かない」と言うのです。

保護者からすれば、昨日まで登校できていたのになぜ急に行けないの?と不思議に思うかもしれません。でもそれだけ子どもは親に迷惑をかけまいと一生懸命頑張って頑張って登校していたと思います。それでもう限界が来て動けなくなります。

不登校は「登校しない」と書いているわけですが、現実的に登校「できない」のかもしれません。意思をもって「しない」と決めた子どももいるかもしれません。その違いはとても大きいのですが、学校はどの子どもも「不登校」として括ってしまっています。それでは、子どもの姿が見えてこないのも仕方ないですね。

学校に行かないことに、当然ご家族は焦り、不安になることでしょう。そしてしばらくは叱咤激励し、厳しく接して学校に無理やりにでも行かせるのかもしれません。しかし、それは全く子どもの気持ちに寄り添っていないので、ご家族がどんなに頑張っても「行かない・行けない」という状況を招くだけです。そうなれば子どもを動かすのはとても時間と労力がかかることになってしまいます。

特にご家族の中では、お母さんが学校と子どもとの間に板挟みになって苦しむことがよくあります。私たちは、その苦しい思いを受け止め、まずはお母さん支援をしたいと考えています。そしてお母さんが少し不登校のこと、我が子どもに起っていることが理解できれば子どもにも変化が現れます。

その先に、「不登校」という表現は、我が子には合わないという日が来ることでしょう。子どもは時とともに成長し、「自ら学び成長して生きていく」存在へとなっていきます。だから学校へ行かない・行けない子どもは「自学生」なのです。そのような日が来ることのお手伝いをするのがフリースクール地球子屋です。

たくさんのご家族、そして子どもたち、参加いただきありがとうございます!来月、11月28日(木)19時から フリースクール地球子屋にてまたお会いしましょう!