ともに育つ親の会 6月

○勉強するとは?~教科書は自分でまとめる、そして他の人に教えてこそ身につきます~

勉強の話題が出るたびに、勉強することは苦しくて嫌なことだというイメージをつくった周りの大人に問題があると常々感じています。勉強という字がよくないですね。
「勉」のほうから説明しましょう。「勉」は「免(めん)」と「力」を合わせた字形。「免」は子どもを産む「分娩(ぶんべん)」の意味と、「冑(かぶと)を免(ぬ)ぐ」という2つの意味があるそうです。この「勉」の「免」の場合は「分娩」の意味のほうです。

本来、子どもを産む行為って苦しい部分もあるでしょうが喜びや幸せに満ち溢れた行為なのではないでしょうか?苦しい部分だけにスポットがあたっている気がしてなりません。「力」は農具の鋤(すき)のこと。「免」は分娩と同様に「俛(ふ)す」姿勢のことで、農耕作業のときと似ている姿勢なのです。そこから農作業に「つとめる」ことを「勉」と言うようになったそうです。

現代では、農業をするよりもサラリーマンになって大きな会社に入って・・・という価値観に変化しましたが考え方はあまり変わっていません。農業が経済的に苦しく、また作業も労力がかかると思い込んでいないでしょうか?

そして「強」という字は、力や勢いがある、つよめるという意味もありますが「無理に押し付ける」「しいる」という意味も含んでいます。
なるほど!「苦しいことを無理に押し付ける」という意味が勉強という字には完全に含まれてます。これでは、勉強を好きになるはずがありません。
本来、子ども視点に立てば【勉強」ではなくて学ぶことを表す「学習」が適当です。学=子どもに(計算などを)教える 習=鳥が何度も羽を動かして動作を繰り返すことという意味ですから、学習、最初にお手本を教えて、練習してできるようになること。これだと思うのです。

できて褒められて嬉しい気持ちになって成長する。これが子どもにとって必要なことなのではないでしょうか?まずはお母さん方、「勉強しなさい」という言葉を変えてみることからはじめてみるといいと思います。
「掛け算ができるようになったね」とか「掛け算をお母さんに教えて」と声をかけてもらった方がやる気になると思いませんか?

さてここからは親の会での話です。学校における学習は、テストのために知識を「覚える」ことに疑問を抱いたHさん。教師の言うことや教科書に載っている内容を「覚える」ことだけでは、受け身な人間になってしまうのではないかということを危惧されていました。

そこで書いてある内容を自らビジュアルにまとめる学習法はどうかというお話をしました。図解しながらまとめる学習法は、諸外国では当然のようにとり入れられて
いますが、どうしたことか日本ではまだまだ知っている人は少ないようです。
私からはファシリテーションの経験から対比表、因果関係図、二次元軸、タイムラインなどの図解方法を提案しました。ファシリテーションとは話合いの技法で、みんながわかりやすく理解するために図解表現の技術があるのです。
教科書は文字ばかりで文字は意味を理解しなければなりませんので、それを一目でわかるように図解にしてみてはどうかと提案したわけです。

「わかる」ことの楽しさ、面白さが子どもの成長には必要だと常々思っています。