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子どもが話してくれなくなったとき、親の頭の中で起きていること

 

「最近、ほとんど話してくれなくなった」
声をかけても、返事は短く、目も合わない。
以前はあった雑談も消え、何を考えているのか分からないまま時間だけが過ぎていく。

心配して声をかければかけるほど、距離が広がる気がして、
かといって何も言わなければ、放っておいているようで落ち着かない。
多くの保護者が、この板挟みの状態で立ち止まります。

まず知っておいてほしいのは、
子どもが話さなくなったこと自体が「意思表示」や「反抗」とは限らないという点です。

話さない、答えない、反応が薄い。
これらはしばしば、
「話せない状態」「言葉にすると自分が崩れてしまいそうな状態」
として現れます。

子どもは、大人ほど自分の状態を整理できません。
不安や緊張、失望や混乱が重なると、
言葉を出すこと自体が負荷になります。
結果として、沈黙が一番安全な選択になることがあります。

このとき、保護者の頭の中では
「何があったのか知りたい」
「原因を突き止めたい」
という思いが強くなります。
それは自然な反応です。

ただ、問いを重ねるほど、
子どもは「答えられない自分」を意識し、
ますます口を閉ざしてしまうこともあります。

ここで大切なのは、
話させることより、話せない状態を否定しないことです。

沈黙は拒絶ではなく、保留かもしれません。
今は言葉にできないだけで、
関係そのものを断ちたいわけではない場合も多くあります。

無理に会話を成立させようとせず、
同じ空間にいる、同じ時間を共有する、
それだけで十分な関わりになる時期もあります。

「話さない=何も進んでいない」
そう感じてしまうと、親の焦りが強まります。
けれど、内側では整理が進んでいることもあります。

もし今、
どう関わればいいか分からなくなっているなら、
一人で抱え続ける必要はありません。

誰かと一緒に状況を言葉にし、
「今はどの段階なのか」を整理することで、
次に何をしなくていいかが見えてくることもあります。

フリースクールや支援の場も、
今すぐ通うための場所ではなく、
考える材料を増やす選択肢の一つです。

ここまで読んで、「うちの子のことかもしれない」と感じた方へ。
行動の背景を一人で考え続けるのは、とても消耗します。
すぐに何かを決める必要はありませんが、
今どの状態にあるのかを一緒に整理することはできます。

ご相談は、
不登校・ひきこもり相談支援センター
(フリースクール地球子屋)へ
お願いします。
http://terakko.org/