月別アーカイブ: 2014年1月

個別学習に取り組む地球子屋

地球子屋では、個別に学習目標を決めて学習を進めています。

Aさんは英語、社会、そして数学を今日は取り組みました。なんとか遅れている分を取り戻そうと一生懸命がんばって取り組んでいます。
Bさんは、面接による試験があるところを受けようとしています。面接でのマナーや質問への答え方などを考えて、文章にして実際の面接さながらに練習をしました。その後は、数学に取り組み、あらためて自分の課題となるところがわかったようです。
Cさんは、社会の日本の地理と生活習慣や風習についてからめて学習していました。とっても熱心に話しを聞いて、取り組んでいました。
Dさんは、パソコンを使って、文書を作ったり、仕事上で必要なコミュニケーションの取り方について学びました。

本当に、年齢も様々ですがそれぞれが自ら進んでで必要なことを学んでいます。
地球子屋は、居場所としての機能もありますが、一人ひとりに合わせた学びを進める場所でもあります。

そして地球子屋で大切にしていることは、自分に合った学び方をここで見つけるということです。

・人から教えてもらいながら進めた方がよく理解できる子もいます。
・教えてもらうのではなく、自分ひとりで自習のような形で自分のペースでしたい子もいます。
・実験や体験などをしながら1つひとつを納得しながら理解したい子もいます。
・お手本を見せてもらって、それを真似しながら覚えたり理解する子もいます。

地球子屋では、少人数だからこそできることを、しっかりと行い子どもたちのもつエネルギーを「わかる」「できる」喜びへのエネルギーに変えていってあげたいと考えています。

地球子屋は、子どものまずは健康を取り戻す「居場所」であり、子どもの成長を促す「学び」の場所ということを多くのみなさんに今後も理解していただきたいと考えています。

テーマ学習 羽子板 ~力のはたらき その2~

お正月遊びをテーマに今日のテーマは「羽子板」です。
由来や羽子板の材料などを調べて、もともとは子どもの厄除けなどの意味もあったことがわかりました。

さて、メインは羽子板の角度の違いによって、羽がどれだけ飛び方が違うのかということです。
10度ずつ角度を変えていって羽根の飛び方を測りました。そしてそれをグラフにまとめて・・・
あんがい、羽子板の羽根はよく飛ぶことがわかりました。羽子板も狭いですし、羽根も小さいのでスポーツとしてはけっこう難しい種目
だなと思いました。

ああ、そうか。だからみんな失敗してスミをつけるのだなと皆で納得。羽子板は打ち合うというよりも、ミスを皆で笑い合うなごやなか遊びなんだなーと再確認。それから実際にスミは使いませんでしたが、カツラやヒゲなどの罰ゲームを決めて楽しく羽子板を楽しみました。

羽子板

テーマ学習 凧あげ ~力のはたらき~

今週のテーマ学習は、「凧あげ」でした。

凧はなぜ上がるのか? これが今日のテーマです。その前に凧をあげる「力」のはたらきに着目しました。
しかし凧がどうして上がるのか、これを説明することは、けっこう難しいようです。
実はちゃんと説明できない部分も残っていることが調べ学習でわかりました。世の中、わからないことがまだまだあるのですね。

ビニール袋でつくったフニャフニャ凧は、風があまりなくてなかなか上がりませんでした。写真は最高にあがった時の一枚です。
凧

テーマ学習 「独楽」 1月15日

フリースクール地球子屋の午前中の時間は、火曜、金曜は教科学習の時間、水曜と木曜ではテーマ学習の時間として活動をしています。
1月はお正月遊びの独楽を学習しました。
小学生には、お正月の行事について調べ学習をして発表。中学生以上は、独楽の模様から人間の錯覚、錯視について調べました。

人間には、錯覚としていくつかの種類があるそうです。不注意が原因、心理的なものが原因、脳の機能が原因、生理的なものが原因と錯覚も様々あることがわかりました。
中でも、ベンハムの錯視については本当に不思議な現象でみんなでどのように見えるかを独楽を作って確かめました。

地球子屋では、教科で学んだこととテーマで学んだことをつなげることを意識しながら進めています。
子どもたちが学校へ復学したいと希望と持った時への対応と、また学校で学ぶことができない様々な体験や考え方を地球子屋では積極的に取り組み、フリースクール地球子屋で通っている間でも、子どもたちが自信をもてるようにしています。
ご見学ご希望の方は、遠慮なくご連絡してください。

koma

テーマ学習 「福笑い」 1月16日

フリースクール地球子屋の午前中の時間は、火曜、金曜は教科学習の時間、水曜と木曜ではテーマ学習の時間として活動をしています。

1月はお正月遊びシリーズ第二弾 「福笑い」を学習しました。
小学生には、世界の人々について調べ学習をして発表。中学生以上は、人間の人種や民族について調べました。

人種に差はないこと、科学的には遺伝を元にいくつか分かれることが分かりました。
民族は実に様々あり、日本の中でもいくつかの民族がいることがわかりました。

人を理解するアプローチには理科的な視点と社会学的な視点があることが、写真や文章などからいろいろと調べてわかりました。
地球子屋では、教科で学んだこととテーマで学んだことをつなげることを意識しながら進めています。

最後は、みんなで作った福笑いで楽しみました(*^_^*)

fuku

地球子屋 1月予定

1月予定を更新しました。以下は保護者の皆様が参加いただけます。
9日(木) 開所 初詣
10日(金) ともに育つ親の会 テーマ「子どもと学力について」
23日(木) カラオケ
30日(木) 合同ミーティング
 ※毎週水曜日は、地球子屋農園の日です。こちらも参加できます。
 ※午前中は、学習の時間として個別学習に取り組んでいます。

相談会・見学会のお知らせ
 毎週木曜日 午後13時から17時は地球子屋の見学、相談日として設定しております。もちろんその他の日でも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
 電話096-385-2930までどうぞ!

フリースクール地球子屋は新しい学びの場になります

明けましておめでとうございます!

 現在、子ども・若者15名ほどが登録しているフリースクール地球子屋ですが、今年はさらに「学びの場」として子どもたちが成長していけるようにしていくことが目標です。
 学校に行けない・行かないことを選択した子どもたちは、それだけで自信を失い、ある種の罪悪感に近いものを持つようです。本人に「やる気」や「忍耐」がないと周りから責められることもしばしばです。

 しかしこれまで出会った子どもたち、一人ひとりが学校に行けるのならば行きたいという気持ちをどれほど心にもっていました。そうできない自分を責め、周りに理解者がいないことにどれだけ苦しい思いをしてきたのでしょうか。
 フリースクール地球子屋では、そんな思いを取り除くためにも地球子屋であってもしっかりと学べることができたと自信をもてるようにしてあげたいと考えています。

 それは、学校に行く、行かないということは本質的には、自分はどのように成長していきたいかという決定を自分自身で決めることだと考えているからです。地球子屋でも学校でも自分に合った学びができれば、それでいいのです。
 自分が社会の中でどのような能力を発揮して参加していけばいいのか、そういうことを考える期間が子どもの時期だと考えています。
 どの子どもであっても安心安全で、自分自身が成長していける学びの形が実現できる社会になるように、地球子屋は今後も活動を継続してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 代表 加藤千尋